2432Aをまた分解したところで、原因を特定出来るとは限らず(調査のためには正常に動くオシロスコープが必要)、直したところで今の低価格オシロと比較すると性能に見劣りする部分が大いにあり、正直心の中では壊れたことで新しいのを買う理由が出来て良かったなと思っているところです。
調べると、低価格オシロがいくつものメーカーから出ており、個人でも新品のオシロが手に入るぞ!と興奮しました。
TektronixやRIGOL、Rohde & Schwarzとかいろいろ見てみましたけれど、機能と性能、個人での購入のしやすさ、あとネームバリューに惹かれてKEYSIGHTを選択しました。10万円台でKEYSIGHT製品が手に入るんです。買うしかないじゃないですか。
もちろん中国メーカーとかも見ると、もっと低価格オシロも出てるには出てるんですが、やはり測定の要になるところくらいはちゃんとしておきたいですよね。
せっかく新しいオシロスコープ買うんだったら、I2Cとかのシリアルデコードとか出来たらいいですよね。オプションでシリアルトリガ/解析のライセンスも購入しました。
アップグレードで周波数帯域を100Mhzにアップグレード出来るのですが、現状使うであろう周波数帯域を考えるとまだアップデートは必要でないと思い、当分は70Mhzのまま使う予定で、必要になったらアップグレードしようという感じです。
まだ忙しくて実践で使えてないんですが、とってもいいですね。
KEYSIGHT InfiniiVision 1000 XシリーズのDSOX1102G、70Mhzタイプ2チャネル、波形発生器付のモデルです。
波形発生器ついてないと周波数応答アナライザが使えないんで、途端に普通のオシロになっちゃうんですよね。
とても奥行きがコンパクトです。机のスペースに余裕が出来て嬉しいです。 |
第一印象は液晶が綺麗。昔の液晶タイプのジャギジャギしてるイメージがあったんですが、展示品見たときにそんな考えは古いと知りました。7インチ(800x480) TFT液晶がよく出来ていて、視野角がとても広くてすごい見やすいです。明るい照明の下でもよく見えます。
あらゆる角度から見ても、視野角による表示の見えづらさはあまり気になりません。 表面は今まで見たこと無いマットな感じで、反射が少なく見ていて疲れにくいです。 |
しかし説明書が無いってのは時代の変化なのかすげぇなと思ったんですが(一応有料でハードの説明書は購入出来るみたいです)、インターネットで説明書見ると、これだけ?ってくらいざっくりしか書いてないんですよね。後は、オシロスコープに表示されるヒントとか見てねみたいな感じなんですけど、GUIの言語を日本語に設定できるので、案外取説見なくてもいけるもんだと思いました。特にトリガーメニューや測定機能の項目はイラスト付きで表示されるので、直感的で大変わかりやすいです。
ボタン一つ一つに丁寧なヒントが用意されています。まぁ、何言ってるのかよくわからないのもあるんですけど。 |
オプションのI2Cのトリガ/デコードも使ってみました。トリガのかけ方はアドレスやデータなど様々あり、複数のモジュールがつながってる状態でも、一つの機器の通信だけ表示したいといった時にも対応できます。「こんなもん出来て当然よ!!」なんて言われそうですが、技術の進化を感じます。
圧倒的メモリ長(1Mpts)を活かしたMegaZoom機能はすごい視野が広くなった気がします。 |
まぁそんなこんなで、買ったときの勢いを思い出して書いただけなんで中身は「なんかすげー!!」程度の記事なんですけど、こういうのは使って満足じゃなくて、そこからどう自分が使って、どう動くかが大事ですから、これからどんどん使っていこうと思います。
今年の前半は光にまつわるある測定器を作ろうと思っています。
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余談なんですけど、裏にLAN端子のノックアウトがあるんですね。
実際LAN機能はありません。あとで付くんかなぁ、今どきLANは標準であってもいいよなぁって思ってたんですけど、今年出ましたね。
黒いオシロ。
4ch入力で、LAN端子がここで導入されました。買う前に言ってよぉ!!
黒い4chモデル。keysightホームページより。 |
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